村上さとこ〖北九州市議会議員〗公式ウェブサイト

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過去に遡り、労災認定の請求ができます

非常勤職員や遺族が、過去に遡り労災認定を請求できるよう条例改正が行われ、本日施行されました。

市を動かしたのは、ご遺族や弁護士、関係者の皆様です。

今日までの粘り強い努力に敬意を表すと共に、失われた尊い命にあらためて哀悼の意を捧げます。2度と繰り返してはならない事件です。

働く人に、常勤も非常勤もありません。みんな同じ人間です。

命と引き換えでなければ制度が改善されない、そんな時代はもう終わりにしたい。

みんなで変えていきましょう。

 

NHKニュースより>
4年前に自殺した、北九州市の元非常勤職員の遺族が、非常勤であることを理由に労災を請求できないのは違法だと訴えている問題で、北九州市は、非常勤職員や遺族が、過去にさかのぼって労災認定を請求できるよう条例の施行規則を改正し、26日から施行しました。

北九州市の非常勤職員だった森下佳奈さん(当時27)は、在職中にうつ病の診断を受け、退職後の4年前に自殺し、両親は「非常勤であることを理由に労災を請求できないのは違法だ」などとして訴えを起こしています。

総務省は、去年7月、全国の自治体に通知を出して、非常勤職員やその遺族も労災認定を請求できるよう求め、これを受け、北九州市は去年10月に条例の施行規則を改正しましたが、改正前に起きた労災については請求できないとしたために批判を受けていました。

このため市は、見直しを進め、非常勤職員や遺族が過去にさかのぼって労災の認定を請求できるよう条例の施行規則を再び改正し、26日から施行しました。

これにより、森下さんの両親から労災認定の請求があった場合、弁護士や医師などでつくる第三者機関が、労災かどうかを判断したうえで最終的に市長が決定することになります。

北九州市の北橋市長は、記者会見で「遺族から申し出があれば、認定する機関があるのでそちらで対応させていただきたい」と話しています。

森下佳奈さんの母親の眞由美さんは娘の死をむだにしたくないとして、自治体の非常勤職員の労災の請求権が認められるよう、働きかけを続けてきました。

北九州市の条例の規則の改正について「去年、改正された際は、過去の分が請求ができないとされたので、ほかにも救われない人が出るかもしれないと思い悩んでいました。市が一度決めたことを変えるのは大変だったと思いますが、北九州が大好きだった娘も喜んでいると思います」と話していました。

 

 

 

リンクは条例改正を訴えた、私のニュース動画です(2017年)