村上さとこ〖北九州市議会議員〗公式ウェブサイト

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急務です!〜保育士の処遇改善〜

働く親にとって保育問題は重大です。

 

北九州市では、4月時点の待機児童はゼロですが、年度途中や潜在的待機児童が700人近くいます。

私は現職保育士(正規・非正規)の意見を伺い、2月~3月議会においては、保育士不足や処遇改善について質問を重ねてきました。

保育士不足の大きな原因は、「給与が安い」「仕事がきつい」です。

 

保育士の仕事は、子どもの安全や、過ごしやすい環境を確保する重労働である上に、責任も大変大きな仕事です。

4月より保育士の賃金が月額6000円上がりますが、それでも全職種の平均給与より10万円低く十分とは言えません。

また、保育に「サービス」を求める親の要求も高くなっており、対応に苦慮していると伺いました。

私は、東京都などのように、自治体独自で加算し抜本的解決をはかって欲しいと訴えました。

 

今回、国の政策は

「すべての保育士の賃金を一律6000円アップ。

中堅職員へも昇級制度を設ける(平均継続年数が7年程度のためインセンティブをつけて長く働いてもらうようにする)」でした。

 

しかし、この政策で84自治体の7割が「保育士不足が解消しない」と答えています。

子ども家庭局に問い合わせをすると、北九州市も「解消しない」と回答した自治体のひとつでした。

 

市も、潜在保育士に6000人に現場復帰してもらうようDMを送るなど工夫を重ねていますが、29年度も保育士不足は解消に向けて、さらなる努力が必要です。

 

【保育士不足、解消せず7割 4月の賃上げ後も 主要84自治体調査】

(産経ニュース 2017.3.27)

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