「空気」の支配、破るのは私たち1人1人
松尾貴史さんの「自由朗読研究会」に参加しました。
何もかも素敵な憧れの松尾さん。常に自分らしく、何者にもおもねらず、政治的なことも気負わず かつ辛辣に発言できる大人はかっこ良いです。
舞台を観る以外で生の松尾さんの隣で緊張しましたが、プロの力表現に圧倒される学びの時間は、ひたすら楽しいものでした。
喉が閉じる→声が枯れる
街宣続きの私の課題は 「喉を開いて」話すことでした。
ワインコルクを口に挟み、話す練習をすると喉が鍛えられるそうです。
また大切なのは複式呼吸で、これには腹筋が効果的とのこと。精進します!
そして、現在上演中の松尾さん出演の社会派舞台、
「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」
国会記者会館に集まった5人の記者たちが、ある出来事を巡り、それぞれの立場や考えの違いを明らかにしていくという、今の日本の姿が描かれます。
舞台に立つ松尾さんの存在そのものが、現社会への批判のような気がします。
演劇は大好きなのですが、ここ数年はあまりに忙しく劇場に足を運ぶ心の余裕すら失っていました。でも、この松尾さんの舞台はしっかり予約、久しぶりの観劇となりました。
「空気」の支配に心底凍りつく恐ろしい舞台。
しかし、現社会と並ぶ、確かな希望をしっかりと受け止めました。
何より、これだけの豪華キャストが出演を受け、上演先はどこも大盛況という事実が希望そのものです。
空気を破るのは私たち1人1人です。
北九州市での素晴らしい舞台をありがとうございました!
子どもを虐待から守る条例
今回で4回目となる「子どもを虐待から守る条例プロジェクトチーム」会議に参加しました。
毎回、超党派での熱い討議が続いています。
親も子も笑顔で暮らせる仕組み作りをし、命を守る。
悲しい事件を2度と起こさないために、虐待検証委員会も立ち上がっています。
今回は
吉永 純さん(全国公的扶助研究会会長・花園大学教授)
奥田 知志さん(NPO法人抱樸理事長)
稲葉 剛さん(一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事)
芝田 淳さん(NPO法人やどかりサポート鹿児島理事長)
西田 真季子さん(毎日新聞生活報道部元記者)
「生活保護基準引き下げ」は中止に!
8月23日の午前は保健病院委員会でした。
議題は、5月の児童虐待死を受けての検証委員会報告、成年後見制度計画など重要なものばかり。
陳情審査は
「森と自然を活用した幼児教育と子育て環境づくり」や
「生活保護基準引き下げ中止」などでした。
環境と子育て、社会保障は常に自分の中でも大きなテーマです。
北九州市は口頭陳情が出来ます。
陳情者の切実な思いを受ける度、議会の中で自分ができることを可能な限り模索しています。
生活保護については大幅な減額改定となり、
少子化対策に逆行して母子世帯への加算も削減されます。
地方自治体からも減額撤回と充分な制度確立を国に求めていただきたいと強く要望しました。
病気、事故、自然災害、失職、介護…、
誰もがある日、思いがけず生活保護を受ける可能性があります。
私自身、子どもたちが幼い頃にDV避難し、派遣とバイトで生計を立てる中、
突然の派遣ぎりと子どもの入院が重なり、7ヶ月間生活保護を受ける事になるとは想像もしていませんでした。
もし生活保護制度がなかったら、いま、子どもたちも私も確実に命を失っていました。
自分の過去を話すのは嫌なもので、ずっと誰にも言えませんでしたが、やはり経験者が発信していかなくてはならないと思い、いまは専門紙などに体験も寄稿しています。
グリホサート(ラウンドアップ)の使用中止を!
全国市町村 国際文化研修へ
滋賀県にて「地方議員のための政策法務~政策実現のための条例制定に向けて」の研修に参加しています。
全国から63人の自治体議員が参加、他都市の議員と超党派で交流、地域の課題や取り組みを伺える絶好の機会でもあり、ありがたい限りです。
また、北九州市では超党派議員で「子どもの虐待防止条例」を作っており、まさにタイムリーです。
前半2日間は「世界情勢から我がまちの未来をつくる」。
世界の動きは、地域社会や経済にも大きな影響を与えており、自治体議員も国際的な動向注視が必要です。
第一限は「国際政治情勢の変化と日本の進路」
講師は中西寛 京都大学大学院教授です。
トランプ政権、朝鮮半島、ロシア、イスラム世界など、世界の動きを確認しながら、日本の進むべき道を模索しました。
トランプ外交は、他国に一方的な圧力をかけてアメリカの過剰な負担を減らしていくという手法が1970年代のニクソン政権と似ているという話に納得。
子どもの時、ニクソン・ショックがあったことをかすかに覚えています(後にウォーターゲート事件で辞任)
また時代は、大恐慌と世界分裂前夜の1930年代にも似ており、大幅な国際秩序の変革に進む今、このまま進めば世界戦争が起きてもおかしくない状況だという話でした。
破壊的変化に至らず、平和的変更を成し遂げるために、日本が果たす役割は、日米関係やWTO、G7の中での緩衝材となっていく事でしょう。
第二限は「経営に生かすSDGs講座~持続可能な開発目標
(SDGs自治体はどう取り組むか~」
北九州市は国のSDGs未来都市であり、OECDよりアジア初のSDGsモデル都市に選定された認定された都市でもあります。
海外では、企業がコーポレートガバナンスや環境問題などの社会的責任を果たしているかどうかをチェックして投資をする投資家も多く、行政と企業の社会的責任をもってブランド力を上げ、町の活性と地元企業の発展に繋げていく視点が必要になります。
消費行動を通じて社会貢献と経済発展が叶う、ワクワクの視点です。
まだまだSDGsの認知度は低いですが、各地域から産官学行財言が力を合わせて貧困や教育、エネルギー問題、環境、資源、平和問題などに組んでいければと思います。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称、
17の目標から成っています。
<詳細 ご参照↓>
http://ungcjn.org/sdgs/goals/goal01.html
全国63人の自治体議員が集合しています。
グループ討議は真剣勝負。本当に刺激的な時間でありがたいです。
8月6日
73年前の今日、広島に原子爆弾が投下されました。
午前8時15分 ちょうど広島に停車しました。
「過ちは繰り返しません」誓いの言葉とともに、黙祷を捧げました。
核兵器禁止条約が国連加盟193カ国中122カ国の賛成で採択されましたが、
被曝国の日本は署名をしていません。
核なき恒久平和の実現こそが日本の役割だと思います。
安倍首相は「非核三原則を堅持しつつ、核保有国と非保有国の橋渡しに努める」
とスピーチしましたが、詭弁にしか聞こえません。
広島・長崎の被爆、福島での被曝事故を経験した日本ですが、
核を持ち続けたいという思惑が透けて見えるようです。
核廃絶は一体いつになるのでしょうか。
日本の1日も早い署名を望みます。
後期高齢者 医療連合議会
昨日は後期高齢者医療連合議会でした。
毎回質問に立ちますが、福岡県では中山・福岡市議(共産党)と私だけで、もったいない限りです。高齢者の命を守るため、出来る事、やるべき事が沢山あります。
膨張する医療給付の抑制を図る目的で75才以上の高齢者を「後期高齢者」と独立させ、運用されている保険制度には様々な問題点が発生しています。
自治体、広域連合と二重行政となる部分も出ていますし、高齢者医療にどこが責任を持つのかという点も曖昧になりがちです。
各県に「後期高齢者医療広域連合議会」がありますので、皆さまも是非チェックしてみて下さい。
これは、県内代表者で構成されている議会で、すべて税金で運営されています。
市町村議会と同様に、傍聴も出来ますし、陳情や請願も出来ます。