「空気」の支配、破るのは私たち1人1人
松尾貴史さんの「自由朗読研究会」に参加しました。
何もかも素敵な憧れの松尾さん。常に自分らしく、何者にもおもねらず、政治的なことも気負わず かつ辛辣に発言できる大人はかっこ良いです。
舞台を観る以外で生の松尾さんの隣で緊張しましたが、プロの力表現に圧倒される学びの時間は、ひたすら楽しいものでした。
喉が閉じる→声が枯れる
街宣続きの私の課題は 「喉を開いて」話すことでした。
ワインコルクを口に挟み、話す練習をすると喉が鍛えられるそうです。
また大切なのは複式呼吸で、これには腹筋が効果的とのこと。精進します!
そして、現在上演中の松尾さん出演の社会派舞台、
「ザ・空気 ver.2 誰も書いてはならぬ」
国会記者会館に集まった5人の記者たちが、ある出来事を巡り、それぞれの立場や考えの違いを明らかにしていくという、今の日本の姿が描かれます。
舞台に立つ松尾さんの存在そのものが、現社会への批判のような気がします。
演劇は大好きなのですが、ここ数年はあまりに忙しく劇場に足を運ぶ心の余裕すら失っていました。でも、この松尾さんの舞台はしっかり予約、久しぶりの観劇となりました。
「空気」の支配に心底凍りつく恐ろしい舞台。
しかし、現社会と並ぶ、確かな希望をしっかりと受け止めました。
何より、これだけの豪華キャストが出演を受け、上演先はどこも大盛況という事実が希望そのものです。
空気を破るのは私たち1人1人です。
北九州市での素晴らしい舞台をありがとうございました!