村上さとこ〖北九州市議会議員〗公式ウェブサイト

#北九州市議員 #村上さとこ  #八幡西区 #無所属

教育大綱 と 市長質疑

6月21日は予算特別委員会の「市長質疑」の日でした。

私は「市長の教育大綱」に基づく「新教育ブランに込めた思い」「学校教育とは何のためにあるのか、市長の見解」を質問しましたが、市長は一言も発されず、
答弁は全て教育長から。

「市長質疑」では全くなく、がっかりしました。

市長の考えが聞けなかったのがとても残念です。

仮にも「市長質疑」なのだから、せめて一言はご発言すべきではないのでしょうか。

 

 

市長の教育大綱「~SDGsの視点を踏まえたシビックプライドの醸成~」

 

市長の教育大綱には、「北九州市の未来を担う子どもの姿 」として


◎本市に誇りをもつ子ども
◎新たな価値創造に挑戦する子ども
◎自立し、思いやりの心をもつ子ども

とあります。

 

誇りを持つのはあくまで結果であり、誇りを持たさせようとする教育に違和感があります。

ひとりひとりが幸せになるために教育はある筈です。
激動する時代の中、広い視野を持ち、
自尊心・自己肯定感を持ち、自己を確立し、
何事も自己決定し、自己実現していける、そんな教育が求められていると思います。
 
市長も教育長も「市に貢献する人材の育成」をあげますが、それが教育の目的であるのは、おかしいと思います。 そのことを市長質疑、教育委員会で繰り返し述べています。
 
道徳教育が教科化され、国家や故郷と自己同一化が進みかねない動きを懸念します。
何よりも個と人権を尊重する、教育現場であって欲しいと切に願います。  

思春期保険
教育委員会へは「性教育について」も質疑しました。
助産師会への委託事業で「思春期保健」を行っていますが、もっと掘り下げる必要があります。
性に関して「自認」出来なければ性的虐待すら自覚できません。
ポルノ溢れる社会で「誰も被害者にしない・加害者にしない」ための「正しい認知」が必要です。
ここも現状では難しいとの残念な回答でした。
 
 
 北九州市では、2020年から市内中学の標準服が変わる予定です。

セーラー服と詰襟、という学校もある中「性自認に配慮が必要」と言ってきたので一歩前進です。しかし、そもそも制服は必要なのかという視点を忘れず、あくまで「制服」ではなく「標準服」であり、強制はしないで欲しいと思います。

委員会でもその事をお伝えしました。

 

制服は約3万円と高価です。安価な生地を使った安めの制服~高い制服、とランク別制服から家庭の事情に合わせ選べるようにするとのことですが、そこまでするなら いっそ私服でも良いのではないかとも思います。

教育委員会は「あくまで学校ごとに決める」との回答。

町中学の工藤勇一氏の様な校長が現れたら変わるのではないでしょうか。

 

 

個と多様性を尊重すオルタナティブ教育へ

 6月議会での私の質問の1つが「個と多様性を尊重すオルタナティブ教育」です。

教育の目的は人が幸せになる事。

広島県がイエナプラン導入予定するなど、公立中学の変革と可能性、またその必要性を今後も訴えていきます。  
 
 

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北九州スタンダードタイプ 中学校標準服の導入について



 

6月議会より 〜インターネット中継が拡大!

要望が叶い、6月議会よりインターネット中継が拡大されています。

討論や採決も配信されます。ネット配信、YouTubeアップなら費用もかからりません。

委員会のネット配信までもう一息です!

皆様もぜひ、議会にお声をお寄せ下さい。

 

 

もっと市民の目を!

本日は市民文化スポーツ局で質疑でしたが、分科会は市長質疑以外 中継がなく、

ほとんど傍聴者もいないので眠っている議員の姿もあり、市民の目が必要だと切に感じます。

 

議員は57人です。ちなみに議場での本会議出席者は、10日54人、11日53人、13日55日、14日56人でした。

中座する議員もいるので少ない時は50人くらいになり、議場がスカスカした感があります。

また、私の席は出席者人数を示す電光掲示板の近くなのでこれも目につきます。
体調不良の場合は仕方ないと思いますが、遅刻や欠席、早退理由はおそらく議長以外には知らされず、目くじらをたてることではないと思いながら、毎回気になります。

 

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国公立大受験に、英語民間試験!?

2021年度(2020年度実施)の大学入学共通テストから、「英語民間試験」がほとんどの国公立大で必須になります。

日本英語検定協会やベネッセコーポレーションケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュカウンシルなど、受験生が民間業者への支払う費用は一回当たり最低でも7千円程度かかります(2回まで受験可能)。

受験生の99%はGTECか英検を受験、中でも圧倒的多数がGTECを選ぶとみられています。GTEC=ベネッセです。
 
経済状況の厳しい家庭ほど大きな痛手です。

また検定試験場までの交通費もかかります。

経済的事情のある受験生に対しては受験料の負担軽減も「検討する」そうですが、制度構築は間に合うのでしょうか。

何よりも、国公立でありながら民間に大金を払わないと大学受験すらできないシステムは疑問です。

民間試験に反対する大学教授らも立ち上がり、異議を唱えています。

署名には間に合いませんでしたが制度を再考するよう私も求めます。

6月18日の国会への署名提出、記者会見も注目しています。

 

nominkaninkyotsu.com

ヘイトスピーチ禁止条例 を!

議会での質疑

ヘイトスピーチ禁止条例」が必要であると、11日の議会で質疑をしましたが、

北九州市は、現段階で制定する気が全くない、と答弁でわかりました。

 

「人権文化のまちづくり」を謳っているのに本当に残念です。

また、2020東アジア文化都市、オリンピック聖火リレー地、事前キャンプ地でもあるのに、この意識の遅れは深刻な問題であると思います。

他都市はもっと進んでいます。

 

詳細に例を挙げ、「市長は本市でのヘイトの実態をご存知でしょうか」という質問に市長からの答えは頂けず、何度きいても保険福祉局長が代弁されました。

最後に市長本人から「国が指針を示すのを待つ」「国が一斉にやるべき」「国の指示を待つ」との答えでした。

多々みられる残念な傾向です。

 

翌12日はNHKでもヘイトの実態が特集されました。

これでも北九州市のヘイトを、市は無視するのでしょうか。

酷い人権侵害に対し対策をとらねば市にとっても大変な損失となります。

 

また、ヘイトは多文化共生の障害です。

外国人観光者、定住者を増やす政策の本市であるが対応が遅すぎます。

北九州市出身の、日本第一党党首は、同市を「故郷」と公言されていますが、

ヘイトスピーチを行っている状況をどう考えるのでしょうか。

 

ヘイトスピーチとその対策」

前田朗教授(東京造形大 法学)より「ヘイトスピーチとその対策」を伺いました。

世界150か国で民族差別の法律があり、日本は国際的な人権意識が遅れ気味、

多文化共生に向け歩んでいかなければなりません。

 

前田教授のお話から

「ヘイトや差別理解には日本500年の歴史を振り返らなくてはならない」

 

豊臣秀吉による朝鮮侵略

アイヌの侵略、分割  薩摩藩琉球侵攻、明治政府の琉球処分など

③1947年 昭和天皇の沖縄メッセージ(米軍へ長期占領継続を依頼、沖縄を分割統治)
など「日本には侵略主義が根付いている」という視点は大切である。

 

また「憲法の光と影」という視点にハッとさせられました。

 

憲法は女性選挙権を認めた新選挙法議会にて可決されたが、沖縄県民は選挙権を剥奪されており『日本国民』から除外されていた」

 

沖縄返還時『9条のある憲法の元へ帰ろう』と運動が起きたが、それまで沖縄県民は憲法の元に一度も居た事がなかった」

 

天皇の戦争責任や日本社会全体の問題を曖昧にしたまま、日本には今も植民地主義が生き生きと息づいている」

 

門真市での前田教授の講演がこちらにップされています。
お時間ある時に、是非ご覧ください。

www.youtube.com

 

 

 

 

 

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www.nhk.or.jp

会派名も「村上さとこ」に

6月7日、議会は会派の代表質疑でした(予算、決算には代表質疑があります)

「所属議員5人以上の会派につき各1人、90分以内」との規定なので、

1人会派の私には発言権はありません。

(議会運営委員会にも議会改革協議会にも参加する権利がありません)

 

私は「希望と未来」という会派名を届けていますが、会派とみなされているかも疑問で、意味があるのかとずっと考えていました。

つまり「1人会派なのだから わざわざ会派に名前をつけなくても『村上さとこ』と自分の名前を名乗ればよいのでは?」と思っていた訳です。


(会派の名前をつけたときは、国政に「希望の党」もなかったのですが、今はときどき「希望の党の方ですか?」と聞かれるので、その都度説明がややこしいこともあります)

 

同様に、1人会派である熊本の緒方ゆうか市議も会派名「緒方ゆうか」と自分の名前で届けたところ、なんと「個人名はふさわくない」と議会から注意があったそうです。

 

そんなな中、届け出をしたところ、問題もなく変更ができました。

会派名は「希望と未来」から「村上さとこ」になりました。

 

本議会の最中に承認いただき、関係者の皆様に心より感謝いたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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令和元年度当初予算案

市議会で審議される予算案のポイントや中期財政見通しは、
市のHPから見ることが出来ます。
税金を使って行われる事業です。
お時間ありましたら是非ご一読下さい。
 
使用料改定などの議案 複数
6月市議会には、10月の消費増税に合わせ使用料の改定などの議案が複数提出されています。「6月に議案が可決された後に、増税中止が決定されたらどうするのですか?」と執行部に質問したら「増税中止なら、また条例を元に戻すなど措置が取られると思う」との事。
地方議会は小さな国会。
増税が本当に必要であるかの議論はここでも置いていかれたままです。
 

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けんぽうカフェ

6月9日(日) 素敵な「けんぽうカフェ」が開かれます。

会場は小倉北区京町の北九州文学サロン、アクセスしやすく子連れOKです。

主催は市内在住の女性たち。ぜひご参加下さい。 


お申込み&お問い合わせは
谷瀬さんまで
tanise@har.bbiq.jp

 

6月9日(日)13:00 ~ 15:00(12:45会場)

会場:北九州文学サロン(小倉北区京町1-5-9)

定員:20名   

   *FB のイベントページからアクセスできない方は、お電話ください。

資料代:500円 


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誰一人とり残さない街づくりを!

 

2日間の勉強会を終え、明日から予算議会に入ります。

会期は28日間。

1兆1792億超の予算を含む54件の議案が市長より提出されます。

 

この予算には「~人や投資の流れを呼び込み街の魅力を更に高める~日本一住みよいまち実現予算」というキャッチフレーズがついています。

 

華やかで勢いある言葉の陰に隠れた貧困、行政に繋がらない困難を見逃さず、

「誰ひとり取り残さない街づくり」をと強く望みます。

 

これらをしっかりチェックしていきます。

 

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令和元年6月定例会 勉強会日程

 

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令和元年6月定例会 会期日程

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はじめに 北橋市長より



 

 

 
 

DV被害者への 支援設置拡大を!

私も賛同しました ↓↓↓

www.change.org

 

 

DV被害者への支援措置の拡大を、強く望みます。

戸籍謄本が支援設置の対象に入っていない問題は深刻であり、私も先日 市の戸籍住民課に問題点を共有いただきました。

自治体からも法改正に向け国へ要望をあげる必要があります。

 

現在、虐待やDVや虐待被害者への支援措置として住民票などの閲覧や交付に制限をかけることが出来ますが、「戸籍謄本」は除外されています。

 

戸籍法では、直系の血のつながりがある者は理由なく請求できるため、DV加害者であってもわが子の戸籍謄本を簡単に取得できます。

そのため、母親と子どもが同一戸籍にあれば、避難後の婚姻の情報(新たな配偶者、新たな配偶者との間に生まれた子どもの情報)などを加害者が容易に知ることができます。

ネットの発達した現在では、新たな配偶者の名前から勤務先や住所を特定し、被害者へとたどり着くことも容易です。

  

「怖くて結婚できない」

 

 

DV加害者に情報、制度の“盲点” 子の戸籍謄本の閲覧可能 SNS普及で高まる危険性 (2018年03月04日 西日本新聞朝刊)

被害者の切実な声、ぜひご一読下さい。

www.nishinippon.co.jp

 

 

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令和元年 6月議会

6月議会の予算資料が配布されました。

1月が市長選だったため予算議会となります。

一般会計は5744億円。

幼保無償化や国土強靭化対策等で前年より114億円増です。

 

特別、企業会計を含んだ全体予算は1兆1792億超。

原資は全て大切な税金。

審議に毎回緊張で手が震えます。

しっかりチェックします。

 

議案は54件です。

内訳は
予算議案28件、先決処分2件(臨時議会は開かれず先決となった様)、条例議案22件、一般議案2件です。

 

「一般会計」とざっくり1本にまとまっていますが、各部局で多岐に渡る5744億円の事業です。

「一般会計」全事業に賛成出来るとも限りません。

初めての予算議会では「賛成」としながら、討論の中で要望を述べていたら、議場から「それは反対討論じゃないか!」と野次をいただいた事を思い出しました。

 

 

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令和元年度 一般会計予算案のポイント



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