議員 の 海外視察
市議になり1年8か月経ちましたが、まだ議会内において わからない事が多いです。
例えば、いま批判の的となっている市議の海外視察。
無所属新人には無縁の海外視察ですが、私は必要な視察は行われて良いと考えます。
しかし、問題はその内容です。
昨夜は報道も行われました。
添付の記事は悪意のある書き方であると、とれると思いますが、視察に関しては私も思うところが多いです。高齢の議員もいるので仕方ない部分もあるのでしょうが、スケジュールは緩いと思います。
国内視察は議員になったばかりの時、1度参加しました。
常任員会で年1回行われる行事です。
というスケジュールでしたが、せっかく奈良市に行ってもさいたま市に行っても、役所内で職員の話を1時間少々聴くだけだったりと、私は限られた時間で次々視察を廻りたいと思っているので、もったいなくて物足りないものでした。
また、委員会メンバーで視察後に行ったので、当然 意見交換があるのかと思っていたのですが、感想を述べ合う時間もありませんでした。
情報共有した事を建設的に市政に活かせると思っていたので残念でした。
委員会視察はテーマを決めて行くので、他都市の取り組みをどのように北九州市に活かすのか意見交換は必要だと思います。
私は視察に対しては当然 下調べをして臨みましたし、視察後も報告書を書こうと張り切っていたのですが「報告書は議会事務局が書きますので議員は何もしなくて大丈夫です」と…。
他の議会ではどうなのでしょうか。
2年目は参加せず、自分で有意義と思える議員研修を見つけ参加しました。
今後は視察日程を組む議会事務局に要望を伝え、視察内容を充実したものにしてもらおうと思います。
話を海外視察に戻します。
北九州市は2年に1度、定期的に海外視察が行われています。
定期海外視察の他、スポット的な海外視察もあります。
例えば、今年は洋上風力発電先進都市視察としてドイツのブレーマーハーフェンに8名の議員が派遣されました。
また北九州市議会議員連盟というものがあり、私もひとつの連盟に月500円の会費を払い所属しています。その中の、日中友好議員団では今年も中国(上海、大連)に議員が派遣されます。
しかし、それらの海外視察報告書はHPに掲載されません。
所属議員の私にも報告書が配布されません。
議会図書室に行けば報告書が読めるそうですが、HPにアップされていなければ、そもそも どんな視察が行われているのかもわかりません。
現在、HPへの掲載を要望しています。
(※2年に1度の定期海外視察については上記報道で指摘され報告書を掲載したそうです。
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/sigikai/g0401078.html )
また、視察は日当が支払われます。
随行職員はともかく、議員に手当というのはおかしいのではないでしょうか。
何か気づく度に改善の要望を議会事務局に申し出ますが、その度に「決めるのは議員の皆さんで…」と言われます。
しかし、1人会派は議会運営委員会にも議会改革協議会にも参加できない規則です。
使われているのは公金。
議会事務局主導で どんどん情報公開や改善をしていけば良いと思います。
【議会に対し私が要望している事の一例 まとめ 】
市議会は情報公開の徹底し、市民に知らせる努力を怠ってはならない。
市議会広報やホームページに、視察報告を掲載することはもちろん、議会の賛否態度も掲載すること(やっていない市の方が少ないと思います)
市民が市議候補の情報を得られるよう、選挙の際には選挙広報を発行すること(再三要望しているが叶わず)
議会運営委員会、議会改革協議会にも小数会派を参加させ多様な意見を取り入れること
議会基本条例の「議員平等の原則」を遵守し、すべての議員の質問時間を公平に保つこと(大会派によって小数会派の時間が削られた)
議会は市民のためにある。
みんなで力を合わせ、市民に開かれた風通しの良い議会にしていきたいです。
議会を良くするために、市民も気がついたことは どんどん陳情や誓願をしてください。
村上も いつでも紹介議員となります。