村上さとこ〖北九州市議会議員〗公式ウェブサイト

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全公立幼稚園廃止

追記

 地域の保護者説明会に参加しましたが、廃止発表まで、保護者も園長も地域も市議も何も知らせられていなかった、という決定プロセスの問題は大変に大きいです 。

「あり方検討会」で非公開で決定されています。

議事録も公開されていません。

議事録については行政委事務照会をかけもうすぐ手元に届く予定です。

どのような議論がされたか読み込みたいと思います。

 

突然の全公立幼稚園廃止決定

突然のことに驚いております。

モデル園としての公立の良さはもちろん、看護師付き添いなど医療的ケアが必要な幼児が通園を希望した場合、どこが受け入れるのか…

市に質問したら「保育園が受け入れる」との回答でしたが、そもそも幼稚園と保育園は違います。

 
公立幼稚園の全廃は、国が掲げる「幼児教育の多様性」にも逆行するのではないかと考えます。 公立保育園全廃については保護者の意見も聞いておらず、パブコメもとっていません。
決定過程に問題ありです。
  
 
たくさんの声が届いています。 
 
 
「唐突にびっくりなニユースでした。バッサリな印象。
公設は安心感もあるかと素人目に思います。働くママの増加で保育園の需要が高まっておったとしても、幼稚園は幼稚園のよさがありますので、慎重に判断して欲しいです。入園児数で判断されるのでしょうか。教育は四角四面に判断出来ない所あります。」
 
 
「しょうがいのあるお子さんの対応も素晴らしく、保護者も安心して預けられると言っていました。 他にも公立の素晴らしいところは沢山あります。全て廃止ではなくせめて何園かでも残して欲しいです。 資金面の問題かもしれませんが、教育に関わるそこをなぜゼロにしないといけないのか納得がいきません。」
 
 
「実際園児が少ないですが公立の良さを発信しない事には増えるものも増えないんじゃないかなって思ってます。仮に廃止された場合私立で受け入れてもらえない子等はどうするのでしょうか?そう言った事も考えてるのでしょうかね(実際私立幼稚園は入れず公立幼稚園で受け入れが周りにいました)」
 
 
市立幼稚園の本来の役割は?
 
私も障がいのあるお子さんが心配で質問しました。
重度で医療的ケアが必要なお子さんは保育園が受け入れる、ような回答で愕然としました。
保育園と幼稚園は違います。
看護師付き添いが必要なお子さんをしっかり受け入れる園を残しておきたいです。
 
 
市立幼稚園は長年地域に根ざし公立でしかできない取り組みを行ってきました 。
「市立幼稚園は幼児教育の課題解決に必要な教育・研究実践機能を担う。そのために必要な園数で運営する」とされてきました。
今後、研究実践機能をどこが担うのでしょうか。
 
市の見解は「公立幼稚園の役割であった教育・研究実践園としての役割は、私立幼稚園においても担うことができる」です。
私立幼稚園の所管は県なので、市が幼児教育センターをつくっても位置づけが曖昧で市の関与が骨抜きになりそうです。(実際に公立全廃した福岡市ではそうなっています)
 
 
長年の蓄積は?
「では、幼児センター職員や幼児教育アドバイザーは、研究実践を重ねてきた公立幼稚園で培った知識を持っている方々が就任するのか」との質問には「いえ今の幼稚園教諭は定年退職します」との回答でした。
幼児教育センターは私立幼稚園連盟の下請け機関のようになっていくのではないでしょうか。
 
 
 教育員会の公立幼稚園の在り方検討会で決定されました。
これまで市議会の委員会に中間報告もなかったですし、廃止報告に驚いた議員は私だけではありませんでした。
議事録もHPに掲載されておらず取り寄せているところです。
(公立幼稚園を存続させるべき、という意見が出たことは確認しています)
 
最終報告はこちらから確認できます。