「下関北九州道路」〜安倍・麻生道路
市民への説明が必要
「採算見込めず」と08年に凍結された、下関北九州道路(安倍・麻生道路)
市民への説明がないまま、今また計画が進む中、
利益誘導を国交副大臣が「忖度した」と認めた。
後に発言撤回〜謝罪をされたが、真相やいかに。
そして新たに、「下関北九州道路」建設要望書に安倍首相の名前があったことが判明。
建設費は1000億とも3000億とも言われるが、見通しは立っていない。
北九州市議会では30年度、31年度も「道路整備促進事業経費」が可決されている。
塚田一郎国土交通副大臣(自民参院議員)は1日夜、北九州市内の集会で、同市と山口県下関市を新たに結ぶ「下関北九州道路」(下北道路)を巡り、本年度から事業化に向け国直轄調査に移行する決定をしたことについて「総理とか副総理が言えないので、私が忖度(そんたく)した」と述べた。
下北道路は安倍晋三首相が下関、麻生太郎副総理兼財務相が福岡県を地盤にしていることから「安倍・麻生道路」とやゆされてきた。
塚田氏は時期は明かさなかったが、下北道路建設を推進する自民の吉田博美参院幹事長と面会した際、「これは総理と副総理の地元の事業だよ」と言われたことを明かした上で、「私は物分かりがいい。すぐ忖度する。分かりましたと応じた」と話した。さらに「私は筋金入りの麻生派だ」とも強調。
16年3月に国交相に提出された道路建設の早期実現を望む要望書に、首相の名前が要望者の1人として記されていたことが8日、分かった。
「強く要望する」とされた内容としては、
<1>下関北九州道路の早期実現を図ること
<2>実現に向けて、具体的な検討を進め、調査を実施するとともに、これらに必要な予算な予算を確認すること