75歳以上「窓口2割負担化」に反対!
福岡県 後期高齢者医療 広域連合議会にて
①低所得者の保険料の均等割り軽減特例廃止における影響(対象人数、上げ幅など)、
被保険者や有識者の意見
②レセプト点検業務委託事業と医療給付の適正化(審査、業者選定法、点検効果)
③被保険者への通知、HP、書類を元号と西暦の併記に
などについて、一般質問に立ちました。
「均等割り特例廃止」では県内30万人以上の低所得者に負担増が生じます。
年金生活者へ支援給付があるとされていますが、それは消費増税と引き換えで、
年金実質額は大きく目減りします。
特例廃止は高齢者の生活を追い詰めるもので許容はできません。
さらに、今後は窓口負担2割への引上げも予定され、医療を受ける機会さえ奪われてしまいます。
県内では年収200 万円未満の高齢者世帯が4割であり、75歳を過ぎて所得を増やすことは困難です。
広域連合は高齢者の生活実態に即した制度を国に求めるべきです。
レセプト点検業務委託の透明化、医療給付の適正化、
高齢者に分かりやすい「元号・西暦の並列表記」の質問については、進めていくとの回答を得ました。
ただし、国の電算システム使用のため通知は元号でしか出来ません。
この点は、昨日衆議院で行われた政策研究会にて総務省職員にシステムの改修を強く訴えたところです。
今回も多くの高齢者の方々が75歳以上の窓口2割負担化に反対する請願を提出、議会を傍聴下さいました。
大変残念ながら、これに賛成した議員は共産党の2名と私だけでした。
県内各地から選出された全33名(女性は私1人だけ!)のうち、本日の出席は22名。
こういった後期高齢者広域連合議会の実態も、多くに知っていただきたいと思います。
2年間の任期を終え、本日が私にとって最後の後期高齢者医療広域連合議会でした。
欠かすことなく質問に立ちました。
福祉は私の大きなテーマのひとつであり、引き続き市議会において力を入れていきたいと思います。
常に質問に立つ中山郁美・福岡市議(共産党・4期のベテラン)は4月が統一地方選挙です。いつも素晴らしい質問をされます。
必ずまた当選いただき、引き続き広域連合議会で頑張っていただきたいです。
目立たない議会でもきちんと質問に立ち審議していく事、他の議員に問題点を可視化していくことは、本当に大切です。
国の間違った制度改悪には、住民福祉の増進を本旨とする基礎自治体がきちんと意見し、正していくことが必要です。