北九州市長選
1月 27日投票日
期日前投票が始まっています。
投票所入場券がなくても「手ぶらで投票」OKです!
市長候補は3人。
4選を目指す現職の北橋健治氏(65)
共産党福岡県委員会の永田浩一氏(53)
水産加工会社社長の秋武政道氏(58)
前回35.88%の投票率を何としても上げたいところです。
選挙のたびに話題になるの、投票率ですが、「若者の政治離れ」だけでなく、市民全体に向けた情報発信にも課題があると思います。
北九州市では、芸能人を起用して投票を呼びかけており、前回も同様に広告やイベントの取り組みがありました。
しかし、何より必要なのは、しっかりとした主権者教育ではないでしょうか。
<市が準備したHP: 肝心の候補者情報は、貼り付けのみだったり課題が多い>
若者による政治参加が活発な国として挙げられるドイツの例をご紹介します。
言論の自由がおびやかされるようなことがあると集会などがすぐに起こり、デモクラシー(民主主義)の健全性に敏感なドイツでは、幼少期から政治教育があります。
教育の大切さ〜 小学生が「抗議の仕方」を学校で学ぶ
ドイツの小学生は身近な問題をどうやって社会的な議論に発展させるかを学びます。
個人では解決できない問題があれば市が、それでも解決が難しければ州が、さらに連邦、EUへ。その構造の基本的なところを学ぶそうです。
政治に限らず、何でも発言できること、そしてそれが排除されないことが徹底され、デモクラシーの基本:他者との自由な議論の土壌が小学校から作られます。
たとえばマンホールから異臭がするという問題があれば、「まず市役所に言う。それで解決しない場合は地元紙の『読者の手紙』へ投稿する。それでもだめなら、社会運動を行う」というように。
子供向けチャンネルのテレビ番組でも、町の公園に問題があると、子供たちが市長や行政の担当部署に掛け合うというようなことをドキュメンタリー番組で放送している。番組では最終的に改善される場合も、できない場合も紹介されるそうです。
<ご参考>
「いきなり選挙へ行けと言われても、誰に投票したらよいかわからない」
「投票したら何が変わるのかわからない」
市議選の際の、選挙公報すらままならず、課題は山積みですが、
政治が生活に直接リンクしていることを、もっとわかりやすく、
具体的に、市民に発信していくことが必要です。
「明日へのステップ」というフレーズが、
具体的にどこへの一歩を示すことになるか、
わかりやすく伝えていくのが、行政の本来のつとめだと思います。