村上さとこ〖北九州市議会議員〗公式ウェブサイト

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ヘイトスピーチ禁止条例 を!

議会での質疑

ヘイトスピーチ禁止条例」が必要であると、11日の議会で質疑をしましたが、

北九州市は、現段階で制定する気が全くない、と答弁でわかりました。

 

「人権文化のまちづくり」を謳っているのに本当に残念です。

また、2020東アジア文化都市、オリンピック聖火リレー地、事前キャンプ地でもあるのに、この意識の遅れは深刻な問題であると思います。

他都市はもっと進んでいます。

 

詳細に例を挙げ、「市長は本市でのヘイトの実態をご存知でしょうか」という質問に市長からの答えは頂けず、何度きいても保険福祉局長が代弁されました。

最後に市長本人から「国が指針を示すのを待つ」「国が一斉にやるべき」「国の指示を待つ」との答えでした。

多々みられる残念な傾向です。

 

翌12日はNHKでもヘイトの実態が特集されました。

これでも北九州市のヘイトを、市は無視するのでしょうか。

酷い人権侵害に対し対策をとらねば市にとっても大変な損失となります。

 

また、ヘイトは多文化共生の障害です。

外国人観光者、定住者を増やす政策の本市であるが対応が遅すぎます。

北九州市出身の、日本第一党党首は、同市を「故郷」と公言されていますが、

ヘイトスピーチを行っている状況をどう考えるのでしょうか。

 

ヘイトスピーチとその対策」

前田朗教授(東京造形大 法学)より「ヘイトスピーチとその対策」を伺いました。

世界150か国で民族差別の法律があり、日本は国際的な人権意識が遅れ気味、

多文化共生に向け歩んでいかなければなりません。

 

前田教授のお話から

「ヘイトや差別理解には日本500年の歴史を振り返らなくてはならない」

 

豊臣秀吉による朝鮮侵略

アイヌの侵略、分割  薩摩藩琉球侵攻、明治政府の琉球処分など

③1947年 昭和天皇の沖縄メッセージ(米軍へ長期占領継続を依頼、沖縄を分割統治)
など「日本には侵略主義が根付いている」という視点は大切である。

 

また「憲法の光と影」という視点にハッとさせられました。

 

憲法は女性選挙権を認めた新選挙法議会にて可決されたが、沖縄県民は選挙権を剥奪されており『日本国民』から除外されていた」

 

沖縄返還時『9条のある憲法の元へ帰ろう』と運動が起きたが、それまで沖縄県民は憲法の元に一度も居た事がなかった」

 

天皇の戦争責任や日本社会全体の問題を曖昧にしたまま、日本には今も植民地主義が生き生きと息づいている」

 

門真市での前田教授の講演がこちらにップされています。
お時間ある時に、是非ご覧ください。

www.youtube.com

 

 

 

 

 

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