東北視察へ行ってきました
釜石市へ
防災計画の視察に伺いました。
復興事業として現在も本市から6名の職員が赴任しており、同じ「鉄のまち」として深い交流があります。
復興道路開通やラグビーワールドカップ開催など明るい話題が続く中、まだ仮設住宅で生活される方々もおられます。
災害大国に生きる全国民の「自分ごと」です。
津波てんでんこ
肉親にも構わず各自てんでんばらばらに逃げ、自分の命は自分で守れ。
「実際は身内を助けに戻り亡くなった方が多い。人は人を見捨てる事が出来ないからこそ、この言葉が語り継がれた。亡くなった方々の『自分達の分まで生きて』という願いとして」
宝来館の女将さんの言葉が重いです。
防災教育の大切さ
犠牲者を出さなかった「釜石の奇跡」は、奇跡ではなく普段の学習の賜物でした。
本市でも「生き抜く力」を育てる取組が必要だと実感します。
いただいた釜石市の実践報告書を読み込みます。
釜石市長、市議会議長にもご挨拶させていただきました。
『撓まず(たまわず)屈せず』の復興の取組に心より敬意を表します。
今後も復興支援、危機対応の共有、同じ産業革命世界遺産都市としての交流がますます深まる事を願います。
本市から赴任中の職員の皆様、本当にありがとうございます。
仙台市の防災教育
仙台市教育委員会より防災教育についてレクチャーいただきました。
様々な科目に防災の視点を入れ込む事、学校防災と地域防災の一体化、大学との連携など、参考になる取組ばかりでした。
北九州市も昨年豪雨で犠牲者が出ました、今朝も地震がありました。
命を守る=生きる力の育み。生き抜く力、大切です。
仙台版防災教育副読本 のタイトルは、「3.11から未来へ」。
仙台市 親子こころの相談室
仙台市では、児童相談所、親子こころの相談室でも学ばせて頂きました。
豊かな緑と充実した広い施設に驚きました。(北九州市は保護施設も含め駅ビルの中です)
増える虐待と職員の多忙化等、どこも共通する課題です。
現場で奮闘される皆様に頭が下がります。
虐待は究極の人権侵害、幼児期からの意識醸成も必要と感じます。
空港アクセス線
岩手、宮城と2日間の視察を終え、北九州市に戻ります。
最後に仙台駅~仙台空港の「空港アクセス線」を体験しました。
小倉駅~北九州空港までの鉄道を引くなら、空港利用者300万人超で採算ベースと予想されます。
昨年は約180万。市は利用者200万人で調査開始との事。
多くの皆様に大変お世話になりました。
どうもありがとうございました。