貧困があることに慣れてはいけない
「法律や国の制度を知っていれば、支援団体を知っていれば、解決策なんてたくさんある。最低限、『このことを知っていたら生きられる』という情報がある。だから死ぬことなんてない」
この言葉が多くの人に届きますように。
10年前、派遣切りから路頭に迷う人の救済に、
マスコミがこぞって取材をした「年越し派遣村」。
今も、帰る家のない方たちへ、年越しの炊き出しは変わることなく、行われている。
〜この10年で、貧困は「過去のもの」から「すぐそばにある、誰が落ちてもおかしくない落とし穴」に変わった。
そんな中、非正規雇用率は4割に迫り、賃金は上がらず、貯蓄ゼロ世帯が増え続け、多くは他者に同情している余裕などないのかもしれない。
中間層がどんどん地盤沈下していくということは、善良な人々の声も奪われていくということだ。〜
私たちは、貧困の悲劇に慣れ、麻痺してはいけない。