村上さとこ〖北九州市議会議員〗公式ウェブサイト

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「賛成討論」 の 範疇

12月議会が終了しました。

今回、下記の賛成討論を終えた後、議長より「議決の趣旨と違う」とやんわりと

ご注意を頂きました。

 

しかし

「うーん、どこがいけなかったのかな。結局、最終的には議長の判断ですからねぇ…」と市職員の声や、

 

「賛成討論の範疇です。議長と考え方が違うから注意となったように感じます。
賛成討論の範疇を逸脱すれば注意もあり得ますが、考え方の違いを注意しては職権濫用でしょう。」

など、多くのご意見を頂きました。


今年2月 の議会でも、関連質問をしたつもりが「それは質問通告にない内容」と議長からストップがありました。

 

表現には細心の注意を払っていますが、精進したいと思います。

同時に、議会の場が既に賛否表が提出された後のセレモニーではなく、

関連質問などで、議論を深める場であって欲しいという気持ちを強めています。

 

後日、赤ペンをいれていだくよう「ご教示とご指導のお願い」文書を議長に提出しました。

 

↓この決議に賛成討論しました。

北朝鮮による弾道ミサイル発射に強く抗議する決議」

11月29日午前3時過ぎ、またもや北朝鮮から弾道ミサイルが発射された。

このミサイルは、ICBM大陸間弾道ミサイル)級と考えられ、

飛翔距離は約1000メートル、再移行高度約4000キロメートルを超えるもので、

約53分飛翔し、我が国の排他的経済水域である。

青森県の西方沖約250キロメートル付近に落下した。

北朝鮮による度重なる弾道ミサイルの発射は、国連安全保障理事会決議や

日朝平壌宣言に違反することは明白である。

国際社会の一致した平和的解決への強い意志を踏みにじり、我が国のみならず北東アジア、そして国際社会の全体の安全保障に対する明らかな挑発行為を断じて許すことはできない。

よって、本議会は北朝鮮政府に対し、弾道ミサイルの発射禁止や弾道ミサイル計画に係る全ての活動の停止、北朝鮮に義務付けた国連安全保障理事会決議の遵守を、再び厳重に求めるものである。
以上、決議する。

 

これに対する ↓私の賛成討論↓


希望と未来 村上さとこです。

議員提出議案 第39号「北朝鮮による度重なる弾道ミサイル発射に強く抗議する決議」
に賛成の立場で討論を行います。

決議文にある通り、弾道ミサイル発射は国連安全保障理事会決議や日朝平壌宣言に明らかに違反しています。日本を含む国際社会が自制を求め抗議を続ける中で 行われている明らかな無法行為であり、断固として許すわけにはいきません。

日本をはじめアジア、世界の安全保障や平和を脅かすものであり、強く抗議いたします。

また、ミサイル発射は安全保障、平和を脅かすだけではなく、日本の国家財政までをも脅かし、国民生活にも大きな影響を及ぼしています。
心より強く抗議いたします。

弾道ミサイルの標的は日本ではなくアメリカです。

北朝鮮は、イラク戦争フセイン政権が核を持たなかったことにより殲滅されたと認識しています。北朝鮮は自国防衛のため、米韓軍事演習を強化するアメリカに対して弾道ミサイル発射や核開発でのけん制を続けていますが、標的が日本でなくとも、ミサイル発射のたびに「危機」が叫ばれ、本来なら 医療、介護、年金、子育て、といった社会保障社会福祉、教育に使われるべき税金が、兵器購入・基地整備にと使われていき 来年30年度の防衛費予算案は過去最大の5兆2551億円です。

政府にこのような税金の使い方をさせるミサイル発射に強く抗議します。

トランプ大統領はミサイル発射を口実に、大量の防衛装備品を買うよう要請し、日本は一基800億円の地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」などを購入することとなってしまいました。

高速落下する弾道ミサイルにイージスショアは対応し切れないという指摘もあがる中、このように 兵器セールスの口実となる弾道ミサイル発射に強く抗議します。

アメリカに向けられたミサイルは日本のはるか上、宇宙空間を通過していきますが、

ミサイル発射のたび、国民にはJアラートにより避難が呼びかけられ「日本上空を通過」と発表され、国民には大きな緊張が走ります。

国民の精神的負担を大きくさせるミサイル発射に強く抗議します。

ところで、いま最大の危険は、米朝の緊張が高まる中、アメリカ側に立つ日本と北朝鮮との間で、偶発的にでも軍事衝突が引き起こされることです。日本が、専守防衛の基本方針を破り、敵基地攻撃能力のある長距離巡航ミサイル配備を進めていることもリスクを高めています。

ひとたび、衝突が起きれば、日本に甚大な被害が及びます。拉致問題の解決も遠のいてしまいます。

全会一致で採択された国連安保理決議も、「緊張を緩和する努力」「対話を通じた平和的で包括的な解決」を加盟国に呼びかけ、フェルトマン国連事務次長による北朝鮮訪問も実現しました。スイス、ドイツはじめ、世界が「対話」への道を開いています。

日本は米朝両国に強く自制を求め、直接対話に向けての緩衝材となるべきです。
知恵を持った日本ならば、必ずや対話の先頭に立ち、北朝鮮へ国連安全保障理事会決議の遵守を求めることが出来ると信じています。

北朝鮮弾道ミサイル発射に強く抗議すると共に、日本が世界の真のリーダーとなっての平和的解決を成しえることを信じ、強調いたしまして、私の賛成討論を終わります。

 

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